新卒採用

CAINZInside

New DIY HR® じぶんらしい働き方、創ろう。カインズの人事戦略「DIY HR®」を徹底解説
2022-10-18

じぶんらしい働き方、創ろう。カインズの人事戦略「DIY HR®」を徹底解説

カインズで活躍する人も仕事も働き方も、その中身に迫る「CAINZ Inside」。今回、登場するのは、カインズのCHRO(最高人事責任者)を務める西田政之です。

西田は2021年6月にカインズにジョインし、新たなる人事戦略「DIY HR®」を策定。カインズでは自社の財産であるメンバーの可能性をどのように引き出し、どう最大化しているのか。「DIY HR®」の中身について、インタビューからひも解きます。

プロフィール

西田政之さん

大学卒業後、金融分野からキャリアをスタート。米国社費留学を経て内外の投資会社でファンドマネージャー、法人営業、事業開発担当ディレクター等を経験。2004年に人事コンサルティング会社マーサーに転じたのを機に、人事・経営分野へキャリアを転換。2013年に同社取締役COOに就任。その後、2015年にライフネット生命保険株式会社へ移籍し、取締役副社長に就任。人事の手腕を買われ、2021年6月よりカインズCHROを務める。

人は資産。その可能性を覚醒させることが人事の役割

—— カインズのCHRO(最高人事責任者)を務める西田さん。まずは、現在に至るまでの経歴を聞かせてください。

ひと言にまとめるなら、前半が金融、後半が人事のデュアルキャリアです。前半の金融では証券会社の営業に始まり、社費留学を経てファンドマネージャー、外資系金融機関で事業開発を経験。その後に飛び込んだのが、全くの異業界である外資系の人事コンサルです。そこで11年間、知見を積んだ後にライフネット生命の副社長を6年務め、昨年6月にカインズにジョインしました。

金融から人事への転職は、180度のキャリアチェンジ。私はひとつの場所にジッとしていられず、いろいろなことに手を出したくなる性格なんです(笑)。ただ、新たな世界に飛び込もうとするキャリアの節目には必ずといって、素晴らしい方々との出会いがありました。まさに邂逅(かいこう)。人と人との偶然の出会いを意味する言葉ですが、邂逅がもたらしてくれたキャリア人生のように思います。

—— 人と人との出会い。西田さんが最高責任者を務める人事もまた、「人」を資源とした仕事ですね。

人事とはHuman Resources。働くメンバーの一人ひとりを大事な資産と捉え、その可能性を引き出すことが人事の役割です。人の可能性は計り知れません。人って覚醒すると、パフォーマンスが2倍にも3倍にも、10倍にも跳ね上がります。この変化を一度でも目の当たりにすると、もう、やめられませんね(笑)。人が覚醒し、驚くほどのパフォーマーになっていく。覚醒の引き金を引くことが、人事の醍醐味です。

—— 人と人との出会い。西田さんが最高責任者を務める人事もまた、「人」を資源とした仕事ですね。

自ら創意工夫するDIYの思想から生まれた「DIY HR®」

—— するとカインズの人事戦略である「DIY HR®」は、どのような取り組みなのでしょう?

「じぶんらしい働き方、創ろう。」という言葉に集約されると思いますね。カインズという企業をつぶさに見ると、店舗の売場にもバックヤードにも、本部のオフィスにも、至るところに「DIY」というフレーズが顔を出します。そこで気づいたのが、カインズがお客様に提供するサービスの根底には、必ずといっていいほどDIYの精神があるということです。

お客様のくらしを豊かにするためには、まずは自分自身が創意工夫をこらし、実践し、楽しむことが欠かせません。この姿勢は、まさにDo It Yourself。メンバーの一人ひとりに根付いたDIYの精神は、カインズの大きな強みです。これをより深く、人・組織文化へも浸透させなくてはもったいない。

世の中が急速に変化し、“正解なき時代”とも表現される今、新たな価値やイノベーションを生み出すのは、紛れもなく「個」の強烈な課題意識でありパッションです。これは自分の頭で考え、自分で実践するという、カインズのDIY思想と合致します。このDIY思想をベースに個の力を最大限に生かす組織を創るための人事戦略が、私たちの「DIY HR®」です。

言い換えるなら、皆さんの自己実現を全力で応援するのが「DIY HR®」。カインズではデジタル時代の小売業をリードするという目標を掲げていますが、この目標は個の自律なくしては達成できません。企業の目標と自己実現という個の目標。この二つのベクトルを合わせれば、組織のパフォーマンスを最大化できます。

内定式での講演の様子
内定式での講演の様子

多くの職種からどれを選ぶか、その選択もDo It Yourself

—— メンバー個人の自己実現を応援し、個の自己実現によって組織のパフォーマンスを最大化する。「DIY HR®」の仕組みを教えてください。

5つの柱から構成されている点が、「DIY HR®」の大きな特徴です。まず、皆さんの自己探索を後押しするのが「DIY Career Path®」。カインズには店舗運営のみならず、デジタルや広報に商品開発といった140以上もの職種があります。そうした多くの職種から、自分は何を選ぶべきなのか。つまりは自分の可能性を見つけ、挑戦してもらうための柱です。

かつての人事異動というと、会社から言われるままが当たり前でしたよね。でも、それでは自律とは言えません。そこでカインズでは皆さんが自主的にやりたい仕事を見つけられるよう、社内インターン制度を開始しています。数日間、気になる部署をお試しできる制度です。

そして、実際に「この部署で働きたい!」と思えたなら、社内公募制度があります。会社都合の異動ではなく、メンバー自身の意思でキャリアを切り拓いてほしい。それが社内公募制度ですが、カインズでは社内副業も準備しています。皆さん自身が望むなら、ダブルハットもトリプルハットも後押ししていきたいと考えています。

次に、自己実現のための自主的な学びをサポートするのが「DIY Learning®」。私たちは皆さんの学びを支援するため、社会人としての行動規範や基礎知識/職種別の専門スキル/キャリアを築くための学び/マネジメントを目指すための学びの4階層から成る、「CAINZアカデミア」というプラットフォームを用意しています。

特にユニークなのが、キャリアを築くための学びですね。「カインズ白熱教室」と題し、リベラルアーツを学べるプログラムを実施しています。各界の著名人をお招きしたインタラクティブな講義ですが、これが抜群におもしろい。先人のひらめきや功績に触れ、学ぶことの楽しさが覚醒するんです。

すると異分野への興味と知見が広がり、それが本業へポジティブな影響をもたらす他、新たなキャリアの開拓にも直結します。ほかにeラーニングの学び放題も導入し、現在、600名以上のメンバーが利用しています。学ぶことは自己実現に向けてはもちろん、自分の可能性を見つけ出すにも不可欠。これを後押しするのが、カインズの「DIY Learning®」です。

内定式での講演の様子
内定式での講演の様子

心身をケアし、失敗しても再挑戦できるフィールドを

—— では、「DIY Career Path®」「DIY Learning®」に続く、残り3つの柱とは?

3つめは「DIY Communication®」。1on1、すなわち、1対1をベースとしたコミュニケーション機会を増やすことに取り組んでいます。上司や斜め上の先輩等との気兼ねない対話を通じて、自分自身の理解を深めることが、キャリアデザインには不可欠です。カインズでは、上司がメンバーの仕事の悩みや不安、キャリアについての相談はもちろん、時にはプライベートの相談にも耳を傾けられるよう、一人ひとりに寄り添うためのアクティブ・リスニング(傾聴)の研修も実施しています。

同時に特徴的なのが、社内ラジオの「らららジオ」ですね。カインズのメンバーであれば、誰でもどこでも、スマホのアプリを通じて聴くことのできる音声メディアです。会社のことやメンバーのことを知れる、つながれることにより、組織に一体感を醸成することに加え、耳からの学びの場となることを目的に導入しましたが、音声の利点はエモーショナルなところ。

「らららジオ」では、新店オープン時の朝礼や入社式といった社内イベントも配信しています。メールや社内報でも会社の動きを共有していますが、新店オープンや入社式のドキドキ感、わくわく感までは、なかなかテキストでは伝えきれません。文字や写真では伝えきれない臨場感や熱量まで感じられるのが、音声メディアの強み。しかも、音声メディアなら手を塞ぎません。“ながら”で取り入れられることもメリットです。

続く4つめの柱が「DIY Workstyle®」。これはライフイベントや希望に合わせ、メンバー自身が働く場所や時間を選択できる制度です。自身のキャリアを考えるとなると、ついつい仕事中心に考えがち。しかし、カインズはお客様のくらしに密着した企業です。生活者に密着した商いをするカインズだからこそ、仕事とライフは切り離せません。

どんな風に働くことが、最も快適なのか。自分にとっての心地よさを追求し、仕事も生活も楽しむことが、個人のパフォーマンスを向上させ、それが会社の成長にも直結します。同時にカインズには年齢も性別も国籍も、多様なお客様がご来店になります。多様なメンバーが多様な形で活躍することは、やはり会社の成長とイコールです。

そして、5つ目となる最後の柱が「DIY Well-being®」。“人生100年時代”といわれる今、メンバーの皆さんが安心して働ける環境を築くことは、会社として当然の責務です。メンバーの心身をケアする産業保健体制を充実させることはもちろん、カインズでは心理的安全性を高めることにも注力しています。

皆さんの心身をケアする情報や機会を積極的に提供し、失敗しても再挑戦できる環境を整える。そうした心理的安全性が保たれていなければ、メンバーの自主的なチャレンジは引き出せません。DIY HR®の5つの柱は有機的に繋がっており、それらの相乗効果によって、メンバーの自律を促し、自己実現を後押しするのが、私たちカインズの「DIY HR®」です。

内定式で学生と談笑
内定式で学生と談笑

興味の赴くままに使い倒し、十人十色の自己実現を!

—— 5つの柱から成る「DIY HR®」。どれも使い倒さなければ、損をしそうですね。

「DIY HR®」は自己実現と同時に、会社貢献も社会貢献もできるプラットフォームです。遠慮は無用! 皆さんの興味の赴くままに、使い倒してもらいたいと思います。今の時代、前へならえをするような働き方は古い。ダイバーシティの時代を生きる若い世代の皆さんが、誰よりもよく知っていることです。

カインズを含む小売業は、統率型組織によって成長してきました。これは否定されるべきことではなく、これまではそうしたやり方が最も効率的だったから。ただ、お客様のくらしもニーズも多様化した現代では、お客様をお迎えする私たち自身も個を活かす組織へ移行し、多様でなくてはいけません。

その多様性を象徴するのが、私を含めた役員の顔ぶれですね(笑)。創業時からカインズを支え続ける面々と、私のように異業種から参入した面々。その両方が入り交じり、まさにダイバーシティ。私たちカインズが個々の自己実現を大事にするのも、十人十色の個性があってこそ、会社は成長することを知っているからです。

そして、お客様に楽しくお買い物をしていただくには、メンバー自身が楽しむこと。メンバーが辛気くさい顔をして働いていたら、お客様も気持ちよくありませんよね。だからこそ「DIY HR®」の取り組みも、メンバー自身が楽しめることが大前提。新たな学びもキャリアへの挑戦も、楽しみながら「DIY HR®」を使い倒してください。

内定式に参加した学生と記念撮影
内定式に参加した学生と記念撮影

思い描いた未来を実現していく。それは楽しく幸せなこと

—— それでは最後に、これから「DIY HR®」を使い倒していく未来のCAINZメンバーにメッセージを。

繰り返しになりますが、これからは「個」の時代。自分の頭で考える時代であり、自分のキャリアは自分で切り拓く時代です。そんな風にいうと、どこか厳しく聞こえるかもしれません。でも、敷かれたレールに沿って歩いてもつまらないじゃないですか。自ら考え、自ら切り拓くことは楽しい。それがDIYの思想です。

「人は何のために働くのか?」——。この問いへの究極的な答えは「幸せになるため」ではないでしょうか。今の世の中をより良くし、多くの人たちが幸せな生活を送るためには、新たなイノベーションが欠かせません。そして、そのイノベーションを起こすのは皆さんのような若い世代の強烈な課題意識であり、熱意であり、未来への想像力です。

思い描いた未来を実現していくことは、間違いなく楽しい。楽しく、幸せなことです。その楽しさ、幸福感を知りたい人は、ぜひ、カインズに飛び込んでみてください。私たちは皆さんの自己実現を強力にサポートし、徹底的に寄り添っていきます。そして、皆さんそれぞれの自己実現とともに、次のカインズを一緒に創っていきましょう。

—— それでは最後に、これから「DIY HR®」を使い倒していく未来のCAINZメンバーにメッセージを。

SHARE