カインズの新人事戦略「DIY HR®」が、 日本の人事部「HRアワード2022」企業人事部門最優秀賞を受賞
私たちの新たな人事戦略である「DIY HR®」が、日本の人事部「HRアワード2022」(主催:「HRアワード」運営委員会、後援:厚生労働省)にて、企業人事部門最優秀賞に選ばれました。
「HRアワード」は、全国のHRパーソンの投票により人と組織の成長を促す取り組みを表彰する制度です。2022年は388件がエントリーした中、一次選考で企業人事部門は11件が入賞。さらに、全国24万人のHRパーソンによる投票、選考委員会による最終選考を経て、2022年のHRを代表する事例として「DIY HR®」が選出されました。
「HRアワード」公式サイト: https://hr-award.jp/
執行役員CHRO 兼 人事戦略本部長 兼 CAINZアカデミア学長 西田 政之の受賞コメント
カインズは、中期経営計画「PROJECT KINDNESS」によってコーポレート・トランスフォーメーションを推し進めてきました。
2022年はその最終年度として新たに人事戦略を策定し、改革を実行してきた背景があります。今回、皆さまから頂い た「DIY HR®」へのご評価は、この瞬間の断面に対するものに過ぎずないと認識しており、永続的な結果を出すための挑戦はむしろこれからと考えています。
今後もグループ理念である 「For the customers」の体現を目指して、人と組織の更なるステージアップを目指して参ります。

DIY HR®とは
DIY HR®は、カインズが2021年9月にリリースした新たな人事戦略です。カインズには、くらしを良くするために自分で創意工夫すること全てが「DIY(Do It Yourself)」であるというDIY思想があります。DIY HR®の基本コンセプトは、その思想を組織文化へも浸透させようというものです。DIY HR®は、DIY Career Path®、DIY Learning®、DIY Communication®、DIY Workstyle®、DIY Well-being®の5つの柱から成り立っています。その柱ごとに展開されている施策によって、正社員だけでなく、店舗で働くパート・アルバイトを含めた全てのメンバーの顕在的、潜在的な個の力を引き出し、組織パフォーマンスを最大化することを目指しています。

DIY HR®策定の背景と狙い
これまでカインズは、本部に権限を集め、店舗はオペレーションに専念するチェーンストア理論をベースにオーガニックな成長を遂げてきました。しかしながら、外部環境が急速に変化する中、特に個人の承認欲求が高まり、個人のニーズが多様化する時代を迎えたことで、現場でより柔軟に対応することが求められるようになってきました。そのために、現場が自分の頭で考えて行動する、自律的な組織へと生まれ変わる必要がありました。そこでカインズは心理的な安全性の担保に努めながら、個を尊重して、個の行動変容を促し、個の力を最大限に活かすことで、統率型組織から自律型組織へのステージアップを目指すことにしました。DIY HR®はそうした背景から生まれた人事戦略です。
DIY HR®の効果としては、展開から約半年間で、キャリアを自律的に考える割合が8割に向上し、また、自律的な学びを促す公募型研修の受講時間が6,500時間超になり、更に、正社員のeNPSが4ポイント改善する等、キャリアと学びの自律が助長され、個に行動変容が起き、組織に変化への希望が芽吹いた事で、自律型組織への転換のベースが構築できました。
日本の人事部「HRアワード」とは
人・組織に関わる領域において、企業や個人の成長を促す取り組みに着目し、HRパーソンに広く伝えることで、HRを通じた全国の企業の発展を目指す表彰制度。公正な運営方法と、会員参加型の納得感ある選考過程から、透明性が高く、HR関連で最も権威ある賞として信頼されている制度で、本年で11回目を迎えました。
「HRアワード」公式サイト: https://hr-award.jp/
