新卒採用

CAINZInside

2022-10-18

人に恵まれているから今がある。地方勤務は「新たな挑戦」へのきっかけ

カインズで活躍する人も仕事も働き方も、その中身に迫る「CAINZ Inside」。今回、登場するのは、愛知県の名古屋大高インター店に勤務する辻沙希さん。

2021年入社の辻さんは、大阪府の出身。カインズへの入社をきっかけに名古屋に引っ越し、現在はどのような生活を送っているのか、インタビューからひも解きます。

プロフィール

辻沙希さん

2021年にカインズ入社。名古屋大高インター店への配属が決まり、地元の大阪府から名古屋市内に転居。半年間の研修の後、同店のインテリア担当に。仕事とともに初めての一人暮らしにも奮闘し、今は名古屋でのくらしを満喫中。

辻沙希さん

「初めての経験」に戸惑う背中を押した福利厚生

── 大阪府出身の辻さん。入社後の配属先が名古屋大高インター店に決まり、引っ越しをされたそうですね。

はい。2021年に入社し、名古屋大高インター店に配属になりましたが、生まれも育ちも大阪です。大学を卒業するまで大阪の実家で生活していたので、今は初めての一人暮らしを満喫しているところです。

── カインズは日本各地に店舗があります。すると就職活動の当時から、地方勤務は視野に入っていたのでしょうか?

実は、あまり考えていなかったんです。そもそもカインズを志望した理由は、店舗で販売されている家具や雑貨にありました。学生のころからインテリアに興味があり、大学も建築系の学科に進んだんです。就職先もハウスメーカーや家具メーカーを考えていましたが、何気なく訪れた地元のカインズで、家具や雑貨のおしゃれさに驚かされました。

カインズのインテリア用品を知るまでは、ホームセンターとインテリアって、あまり親和性が高くないと思っていたんです。でも、カインズは違いました。お店全体が明るく、そこに並んだ商品もパッと鮮やか。ソファにしてもクッションにしても、その種類の豊富さに驚きましたね。売場を眺めているだけでも楽しくて。

── そうしたカインズに入社。配属先が決まったときは、いかがでしたか?

実家から通える近畿圏の店舗を希望していたので、動揺したのが正直な気持ちです。とは言え、それなりの覚悟はしていました。就職先としてカインズを選んだのも、実は福利厚生に理由があるんです。採用試験を受けた企業からいくつかの内定をいただきましたが、なかでも特に福利厚生が充実していたのがカインズでした。

地方勤務となった場合にも、カインズには転居を支援してくれる制度があるんです。私もその制度を利用し、今は会社が借り上げた独身寮に住んでいます。独身寮といっても同僚と共同生活を送るわけではなく、きちんと独立したアパートの一室。名古屋への配属に戸惑いはしましたが、一人暮らしを経験するためのいいきっかけなのかな、と(笑)。

── そうしたカインズに入社。配属先が決まったときは、いかがでしたか?

温かく優しいパート勤務の女性は「名古屋のお母さん」

── 福利厚生の充実が、辻さんの地方勤務を後押ししたのですね。

福利厚生もそうですし、同期の存在も心強かったですね。というのも名古屋大高インター店に配属された大阪出身の同期が、私を含めて4人もいたんです。それも4人全員が一人暮らしは初めての経験(笑)。一緒に頑張ろうね、不安なことも助け合いながら乗り越えていこうね、なんて、自然と打ち解けることができました。

それに店長や店舗のメンバーも、とても温かく私たちを迎え入れてくれました。「お店のことはもちろん、生活に不安なことがあったら何でも相談してね」と声を掛けてくれて、その心遣いに安心したのを覚えています。

カインズの店舗メンバーって、年齢層が幅広いんです。特にパートの女性たちは、私にとっての“名古屋のお母さん”ですね(笑)。業務で分からないことがあっても気兼ねなく聞けますし、ちょっとした雑談も楽しくて。今はみんなから「辻ちゃん!」と呼ばれています。そのフランクさにも救われました。

── 同期や店長はもちろん、お母さんのようなメンバーの存在は心強いですね。

正直なところ、最初の半年くらいはホームシックにもかかりました。ついつい寂しくなって、休みのたびに大阪の実家に帰ったりして。でも、今は名古屋での生活を楽しめています。大阪に住んでいたころは、名古屋はちょっと遠くの観光地。事前に計画しなければ、なかなか行けない距離ですよね。でも、今は違います。

仕事や一人暮らしに慣れるにつれ、今の環境を楽しまなくちゃもったいない、という気持ちになれたんです。私と同じように大阪から名古屋にできた友だちと街を散策したり、おいしい飲食店を開拓したり。それに同期と一緒に遊びに出掛けることもあるんです。私が車を運転して、同期のメンバーと一緒にお隣の岐阜県に観光に行ったこともあります。

── 同僚と一緒に観光とは、仲の良さがうかがえます。

同僚だけでなく、先輩と一緒にドライブに出かけたり、バーベキューをしたり。パートさんと一緒に夕食を食べに出掛けることもあります。配属された当初からメンバーの皆さんがとても優しくて、気兼ねなく話ができるんです。こんな風に今の生活を楽しめるようになったのは、人に恵まれているからだと思います。メンバーのおかげです。

それに今の生活に慣れたことで、徐々に一人の時間も楽しめるようになりました。一人の時間を楽しめるようになったのも、配属から半年後くらいでしたね。最初の半年間は店舗での研修に向き合うことに精一杯。研修期間を経て少しずつ仕事に慣れてきたことも、心の余裕につながったんだと思います。

── 一人の時間には、何を楽しんでいるのでしょう?

ゆっくり映画を観たり、名古屋の中心部で買い物をしたり。特に最近は切り花を楽しんでいます。インテリア好きなこともあって、お花そのものよりも花瓶に興味があるんです。ちょっと変わったデザインの花瓶を見つけると、ついつい買ってしまいますね(笑)。花瓶に合わせて選んだお花を生けるのが楽しくて。

── 一人の時間には、何を楽しんでいるのでしょう?

接客を経験したからこそ、「売る側から作る側」へ

── インテリア好きの辻さんは、店舗でもインテリアの担当者だそうですね。

はい。半年間の店舗研修を経て、インテリア担当になりました。店長に希望を出したのはもちろん、研修でお世話になった先輩にも希望を伝えたりして(笑)。担当が決まったときは、とてもうれしかったですね。店舗研修では、店内のさまざまな売場を経験します。それでもやっぱり私はインテリアがやりたいという、強い気持ちがあったんです。

── 実際にインテリアの売場を担当され、いかがですか?

お客様への接客を通じ、インテリアが好きという気持ちがさらに深まっています。カーテンひとつ取ってみても、カインズで取り扱う商品は種類豊富。お客様のご自宅に合わせたイージーオーダーも承っています。それだけにお客様から「こんな部屋なんだけど、どれが合うと思う?」とお聞きいただく機会も多いんです。

お客様とコミュニケーションを取ることが楽しいですし、「ありがとう」のお言葉をいただくと、本当にうれしくて。これが仕事のやり甲斐なんだな、ということを実感しています。同時に最近は、休日に家具店に行ったりもするんです。接客だけでなく、売場づくりにも携わっているので、少しでもインプットをしたくて。

── すると仕事としてインテリアに携わり、家具や雑貨を見る視点も変わったのではないでしょうか?

そうですね。学生のころよりも、より広い視点でインテリアを見られるようになったと思います。カインズには幅広い年齢層のお客様がご来店になるので、単に流行りのインテリアを押さえるだけでは足りません。流行りやデザインの良さだけでなく、実用面の機能性を伝えることの大切さを実感しています。

自分が提案した売場づくりのアイデアが評価されるとうれしいですし、特にやり甲斐を感じられるのは、やっぱり接客ですね。関西人ということもあって、もともとおしゃべりは得意なんです(笑)。得た知識をどうアウトプットし、商品の良さをお客様にお伝えするのか。ここは大阪出身の腕の見せどころです(笑)。

── では、新たに接客の楽しさを知った辻さんは今後、どのようなキャリアを描いていくのでしょう?

接客の楽しさを知ったことで、さらにインテリアの専門性を極めたくなりました。それだけに本部に異動し、インテリアの企画開発やデザインに携わる仕事がしたいと思っています。就活のときからインテリア関係の仕事を志望していましたが、結果的にカインズを選んだのは、まずはインテリア以外の仕事も経験したかったからです。

配属後の研修ではインテリア以外の売場も経験しましたし、今は接客の醍醐味を経験している最中です。その上で、やっぱり私はインテリアに関わる仕事がしたい。そう思えたからには、前進あるのみです。まずは店舗のインテリア担当として専門性を磨きながら、将来的には売る立場から作る立場に行きたいと思っています。

── では、新たに接客の楽しさを知った辻さんは今後、どのようなキャリアを描いていくのでしょう?

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