新卒採用

CAINZInside

2023-07-11

モノづくりは、商品開発だけではない!

カインズの人や仕事、働き方にフォーカスしてカインズらしさを紐解いていくカインズInside。
今回は、カインズブランドを確立するために重要な役割を担う、『モノづくり推進本部』の
メンバーに突撃してきました!

プロフィール

近畿大学 工学部機械工学科を卒業し、2021年にカインズに入社。
カインズ木津川店に配属後、DIY用品担当として販売の基礎や商品知識を身に着けた。
2年目に品質管理本部 製造品質技術部の公募にチャレンジし合格。着任後3か月の研修
を経て現場に着任。現在は部署名が変更となり、モノづくり推進本部 製造技術部
工場工程改善担当として、学びを深めながら奮闘中。

カインズに入社したきっかけ

―カインズに入社を決めた理由を教えてください。

小柳:大学で機械工学を学んでいたので、モノづくりに関わりたいという思いで
就職活動をしていました。いろんな会社を見ている中で、とある機械パーツメーカーの
インターンシップに参加したんですが、設計者が実際に完成した製品を見たことが
ない、という話を聞いたんです。一連のモノづくりの中で、部分的に関わるのでは
なく全体に関わりたいと思うようになり、さらに関わった製品が身近に感じられる
日用品を扱っているSPA企業(製造小売業)に注目したのがきっかけです。

―それがカインズだったんですね。大学の学びは活かせていますか?

小柳:大学では熱力学の分野でディーゼルエンジンのインジェクションの研究を
していました。今の仕事では材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の知見は常に
必要なので、活かせているだけでなく、学びを深められていると感じます。製品の
品質管理と機械工学は似ている点が多いと改めて感じましたね。

製造技術部工場工程改善の仕事とは?

―専門的な業務をやっている印象ですが、改めて製造技術部の仕事を教えてください。

小柳:製造技術部の仕事は製品不良の未然防止や、発生した案件に対し原因を発見、
分析し商品開発チームにフィードバックしたり、課題解決を提案したりする仕事です。
不良を未然に防ぎ、不良率を限りなく下げることが私たちのミッションです。

―なるほど、すごく重要な仕事ですね、その中で小柳さんの役割はどんなことですか?

小柳:担当ごとに受け持つ工場が分かれていて、日々工場の稼働状況を点検しながら、
パレート分析(物事を重要なものから処理する、あるいは改善インパクトの大きいもの
から手をつけること)を用いて工場から発生した商品不良の要因を分類し、解決の
優先順位をつけ、改善案を模索し提案することです。また対外的に公開されている
様々な製品の品質規定をもとに競合調査をすることも大切な仕事です。

―ここだけの話、実際の案件を教えてください。

小柳:工場に委託して製造していた商品に不良が発生していたことがあったんです。
調べると工場で製造してから出荷するまでにかなりの月日を費やしている点や、梱包
方法に問題があることがわかりました。すぐに工場に連絡し、梱包や製造数の改善案を打診しました。

―工場とコミュニケーションをとるということは、海外の工場ですか?

小柳:はい、多くの工場は海外にあるので現地とのコミュニケーションも多く発生
します。私は外国語のスキルがないので、必要な時は現地駐在のカインズメンバーに
通訳してもらっています。現地の様子や工場に精通しているのは現地駐在のメンバー
であり、日本の市場や自社製品に精通しているのが日本のメンバーなので、互いを
補い合いながら仕事を進めています。

 

モノづくり推進本部の雰囲気は?

―職人のようなメンバーが多いイメージですが、部署の雰囲気はどうですか?

小柳:専門的な知識やスキルを持ったメンバーばかりなので、いつも困ったらいろいろ
教えてくれます。常に勉強が求められますが、得られるものが多いのでとても充実感を
感じています。また、着任する前には上司の計らいで品質保証、市場品質分析、物流
品質などモノづくりに関して多岐にわたる領域を学ぶ機会をもらえたので、自分を
高められる環境だと感じています。

―より専門性が高められるんですね。

小柳:ちなみに品質管理検定(QC検定)の取得に向けて先輩メンバーと勉強会をして
いるんですが、みんな外交的でコミュニケーションが活発にできるので意見交換も
しやすいです。今回の取材についても『自分たちの仕事をしっかり伝えよう』と
上司が言ってくれたので、周りのメンバーの協力のもと迎えることができています。

今後の目標とは?

―小柳さんの仕事のモチベーションを教えてください!

小柳:店舗勤務時代から商品の不具合に遭遇すると、何か自分にできることはないか
と常に考えていました。そこに伸びしろを感じ、自分の手で改善したいという想いを
持ち続けた結果、それが叶って現職で勤務ができるようになりました。今は自分で課題
を発見し、解決することにやりがいを感じています。

―ズバリ挑戦し続けるコツは?

小柳:自分の『やりたい』という気持ちを常に絶やさずに信念を持ち続けることだと
思います。将来目指している商品開発に向けて、製品の裏側を勉強できている実感が
ある「今」を大切していきたいと思います。

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